日本三大祭に数えられる「天神祭」は、大阪で夏を楽しむなら必須のイベントです。 大阪天満宮で行われ、毎年7月24日が宵宮で翌25日が本宮になっており、130万人もの観客を動員する歴史あるお祭りです。 その見所は大きく3つあります。
まず、総勢3千人もの氏子・崇敬者たちで結成された講社たちによる陸渡御です。 男性達が、鮮やかな祭服を身にまといはちまきを巻いて神輿をかつぎ、街を練り歩きます。太鼓や鐘が鳴り響くその様は力強く華やかで、見ているだけで興奮と情熱が伝わってきます。次に、陸渡御の後に行われる船渡御です。100隻あまりの船が航行し、神様に日々の加護を祈願する水上祭の様子は千年以上続くという伝統を感じさせ、とても厳かで神聖な気分にさせられます。
そして「神様に奉る」という意味の「奉納花火」では、なんと総数5000発もの花火が2カ所から打ち上げられます。天神祭の花火は、毎年新しい種類のものが取り入れられるだけでなく、オリジナル花火も打ち上げられるのでとても見応えがあります。例年花火の為だけに地方から出てくる見物客もいる程です。 宵宮の前日に行われる「天神祭ギャルみこし」も隠れた人気イベントで、総重量200Kgの神輿を女性だけで担ぐ様はまさに圧巻です。天神祭を楽しむプラスαとして必見と言えるでしょう。